第2回日本アレルギー学会 東海地方会

会長挨拶

 日本アレルギー学会東海地方会は、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県におけるアレルギー学・アレルギー疾患診療レベルの向上を目指して発足し、2019年2月に第1回の学術大会を名古屋で開催しまして、たいへん盛況でした。
続いて、第2回を2020年3月に三重県四日市市で開催予定でしたが、コロナ禍のために延期とさせていただきました。今も収束は見通せない状況にあります。そこで、会員の皆様の安全を第一とするため、第2回は2021年3月21日にオンライン開催といたしました。
地方会の魅力は、大規模な学術大会では得られない和気藹々とした交流、専門診療科以外の講演・発表も身近に聞ける程よいコンパクトさであり、なによりも参加者の交流による相互の診療レベル・研究レベル向上がポイントであったのですが、オンラインとせざるを得ないことはたいへん残念です。しかし、オンラインならではの魅力もあります。物理的な距離を超えて気軽に参加できること、多忙な中でも時間をみつけやすいことです。
コロナを超えるためにも、リアルに劣らない活発な会を目指したいと、現在、鋭意、準備を進めております。どうか多くの先生方のご参加をお待ちしています。

 テーマは「診療科連携によるアレルギー学の進歩」です。
アレルギー疾患はライフサイクルを通じて、いずれの臓器にも起こりえます。各疾患はそれぞれ異なる表現型をとり、治療アプローチも異なりますが、お互いに強く関連することから、診療科の連携は必須です。
 オンラインではありますが、ライブ配信形式といたしますので、質問もリアルタイムに受け付けます。異なる診療科が一堂に会することが出来るという地方会の利点をできるだけ残しながら、診療科の枠を越えたディスカッションの場を提供したいと存じます。

一般演題のご応募を、どうかよろしくお願いいたします。


                                日本アレルギー学会東海地方会
                                第2回学術集会
                                会長 藤澤隆夫
                                (国立病院機構三重病院 院長)