第36回日本保健医療行動科学会学術大会

ワークショップのご案内

【ワークショップお申込みの皆様へ】
学会参加登録の際に、申し込みいただけます。
両日とも、2つのワークショップから、どちらかお一つをご選択ください。
選択の変更も可能です。
お申し込みおよびご変更は、事前参加登録から手続きを行ってください(6月8日まで)。

*各ワークショップは、途中からのご参加・ご退出はお控えください。

6月18日(土)15:10- 17:10
【ワークショップ1】
 エスノグラフィック・インタビュー
 講師:道信良子(福井県立大学看護福祉学部)
 保健・医療・福祉のテーマにそって、エスノグラフィックなインタビューを行うための問いの立て方、実際のインタビュー、その分析の仕方などを、参加者全員で考える参加型ワークショップです。保健・医療・福祉の現場で、エスノグラフィック・インタビューができるようになり、対象となる人の世界に近づく楽しさを味わっていただければと思います。
事前連絡
本ワークショップは、事前に下記の本を読んでご参加ください。
道信良子著:ヘルス・エスノグラフィー-医療人類学の質的研究アプローチ. 医学書院. 2020
ISBN: 978-4-260-04255-0
事前に読んでいただきたい部分:第3章 インタビュー(69-107ページ)
【ワークショップ2】
 チームワークのためのカンファレンス・トレーニング
 講師:諏訪茂樹(東京女子医科大学)
 患者中心の安全で良質な医療を実現するためには、多職種が協働するチームワークが欠かせません。そして、チームワークにとって鍵となるのが、互いの専門性を尊重しながら、対等な立場で率直に話し合うカンファレンスだと言えます。本ワークショップでは実際に話し合い、振り返ることを通して、効果的な話し合いの方法に気づき、身につけることを目指します。クイズ形式で楽しく体験できますので、お気軽にご参加下さい。
「※本ワークショップは申し込まれた方に事前に資料を配布します。そのため参加を希望される場合は必ず事前に参加登録をお願いします。」

6月19日(日)15:10- 17:10
【ワークショップ3】
 信念対立解明アプローチ
 講師:林哲也(明海大学)
 私たちは相互理解を望んで対話をします。しかし相手とのあまりにも著しい価値観の相違が障壁となり、衝突や疲弊を経験することもあります。私は誠実なのに、「あの人は何もわかっていない」。それは互いに、自らの疑義なき確信が向かい合う「信念対立」の問題かもしれません。そんな自他の信念の構造を「解明」することで、対話と相互理解を促進させる試みをしてみたいと思います
【ワークショップ4】
 オープン・ダイアローグ
 大会実行委員会
 オープンダイアローグは、フィンランドで開発された治療モデルで、対等性・透明性・共感性・多様性が担保されたネットワーク基盤型の支援法です。ミーティングの参加者は患者、家族、医師、看護師、セラピストらで、参加者全員が平等な立場から、クライエントの心配ごとについて話し合います。対話するだけで、こころが軽くなり、希望が見いだせるオープンダイアローグの醍醐味を、みなさんで体験してみたいと思います。