日本野球科学研究会第7回大会

ご挨拶

大会実行委員長 挨拶

 野球の競技人口が減っているのはご存知の通りで、多くの関係者が残念に思っているところです。ただ、私の思うところは、子どもの頃にからだを様々に動かすことこそが大切で、野球に限った動きにする必要はない、しかし、スポーツ種目として始める時に野球を選びたくない、野球を選んだものの続けたくない、と思われるようでは問題だということです。
 そう思われないようにと関係者が試みている様々なカタチの一端を紹介しようと思ったのが今回のテーマ「普及と育成 そのカタチ」です。今夏、本研究会でも、江戸川区子ども未来館のリクエストを受けて、25人程の小学4~6年生に向けて「わかると もっとおもしろい!野球」と題した1日2時間、3日間の野球教室を行いました。野球を普及したい、良い選手を育成したいと想っているだけでは現状は変わりませんので、研究会では今後も、様々なカタチにしていきたいと思います。今大会で紹介した内容を受けて、参加者の方たちもそれぞれのやり方で想いをカタチにしていただければ幸いです。

法政大学スポーツ健康学部 平野裕一