日本野球学会第4回大会

ご挨拶

大会テーマ
 『野球学を耕す ~野球における実学を追求する~』

開催趣旨
 日本野球学会第4回大会を、東京農業大学世田谷キャンパスにて開催します。本学会は、2013年に日本野球科学研究会として発足し、2023年に日本野球学会へと名称を変更しました。これまで、研究発表や情報交換など、研究者と実践者との交流を通じて、野球を学術的な観点から分析し、その知見を野球界へ還元する活動を続けてきました。

 第4回大会では、「野球学を耕す ~野球における実学を追求する~」をテーマに掲げます。今回の開催地である東京農業大学は、実学を重視する教育・研究の伝統を大切にしてきました。初代学長・横井時敬先生は、「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」という言葉に象徴されるように、実際の現場から学び、現場に役立つ学問を追求しました。これは、野球学が目指す方向とも深く通じるものがあります。野球を研究対象として捉えるだけではなく、実際の野球現場に学び、そこで得られた課題を研究し、その成果を再び現場へ還元する。「野球における実学」を追求することが、本大会の大きな目的です。

 「耕す」という言葉には、多くの人が関わりながら、豊かな土壌をつくっていくという意味も込めています。野球学も、医学、工学、心理学、教育学、情報学、社会科学など、多様な分野の知見が交わることで、より豊かなものになっていきます。そして、研究者だけではなく、選手や指導者などの実践者や支援者との対話によって、新たな研究課題や価値が生まれます。本大会では、基調講演、シンポジウム、一般研究発表、企業セミナーなど、多様なプログラムを企画しています。研究の最前線を知るだけでなく、そこから何を野球の現場に生かせるのか、また現場の課題をどのように新たな研究へとつなげていくのかを考える場にしたいと考えています。多くの皆様とともに野球学の土壌を耕し、そこから新たな知見や実践を育て、野球学のこれからを考える一つの契機となれば幸いです。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。


                             日本野球学会第4回大会
                             大会実行委員長 勝亦 陽一 (東京農業大学)